カラハリゲムズボック国立公園(読み)カラハリゲムズボックコクリツコウエン(その他表記)Kalahari Gemsbok National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カラハリゲムズボック国立公園
カラハリゲムズボックこくりつこうえん
Kalahari Gemsbok National Park

アフリカ大陸西部,カラハリ砂漠にあるカラガディ国境地帯公園のうち,南アフリカ共和国側の国立公園。北ケープ州北部とボツワナナミビアとの国境地帯に位置する。1931年設定。面積 9591km2。2000年国境を隔てたボツワナ側のゲムズボック国立公園と合体し,カラガディ国境地帯公園を形成。砂丘アカシア低木や草がまばらに生えた草原水源に沿った林が見られる。公園名の由来となったゲムズボックのほかライオン,ヒョウ,チーター,ハイエナ,ラクダ,カモシカワニダチョウワシなどが生息する。公園内には狩猟採集民サン族の一集団コマニが暮らしており,2017年,石器時代から続くコマニの生活様式や文化的景観が国際連合教育科学文化機関 UNESCO世界遺産の文化遺産に登録された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む