カリェス(英語表記)Plutarco Elías Calles

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カリェス」の解説

カリェス
Plutarco Elías Calles

1877~1945

メキシコの政治家。メキシコ革命に参加し,州知事,閣僚を歴任して,大統領(在任1924~28)になった。中央銀行会計検査院を設立して,健全財政を確立し,道路や水利事業に力を入れるなどして成果をあげた。大統領辞任後も,国民革命党の一党支配を利用して,事実上の最高権力者であり続けた。また,1917年憲法規定に従って教会の特権剥奪を厳しく行ったため,クリステーロス反乱を誘発した。のちカルデナスと争って,1936~41年海外亡命。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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