カルル ボッシュ(英語表記)Carl Bosch

20世紀西洋人名事典 「カルル ボッシュ」の解説

カルル ボッシュ
Carl Bosch


1874.8.27 - 1940.4.27
ドイツ化学技術者。
ケルン生まれ。
ケルンなどの工業大学で金属学ライプツィヒ大学で化学を学ぶ。1898年学位を取得。1899年バスフ社に入社ハーバーアンモニア合成法を工業化して、ボッシュは二重筒構造の反応筒を設計し、反応装置腐食を解決。バスフ社は1911年巨大工場をオッパウに建設。第一次大戦時に火薬生産を中心とし設備拡張。’19年IG染料会社社長。’35年同理事長。又、’37年カイザー・ウィルヘルム協会会長となる。’31年高圧化学反応の研究発展に寄与したとしてノーベル化学賞を技術者として初めて受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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