カンタベリ(英語表記)Canterbury

翻訳|Canterbury

旺文社世界史事典 三訂版 「カンタベリ」の解説

カンタベリ
Canterbury

イギリス南東部,ケント州にある宗教都市イギリス国教会の大本山所在地
都市起源はローマ帝国時代にあるが,アングロ−サクソン族の王国時代の6世紀後半,ケント国王エセルバートのときに首府となり,王が教皇グレゴリウス1世の派遣した修道士アウグスティヌスから受洗して,彼らにベネディクト派修道院建立を許した。その後,この地に司教座聖堂が置かれるようになり,大司教所在地となる。フランスの対岸にあり,大陸からの亡命者が多く住み,また絹織物集散地となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カンタベリ」の解説

カンタベリ
Canterbury

イングランドケント州の都市。6世紀末ローマ教皇の命を受けて最初伝道がこの地で行われ,司教座聖堂が建てられ,北のヨークと並んでイングランドに二つある大司教管区を組織した。イングランド国教会の成立以後も慣習的にその中心となっている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android