旺文社世界史事典 三訂版 「カンタベリ」の解説
カンタベリ
Canterbury
都市の起源はローマ帝国時代にあるが,アングロ−サクソン族の王国時代の6世紀後半,ケント国王エセルバートのときに首府となり,王が教皇グレゴリウス1世の派遣した修道士アウグスティヌスから受洗して,彼らにベネディクト派修道院建立を許した。その後,この地に司教座聖堂が置かれるようになり,大司教所在地となる。フランスの対岸にあり,大陸からの亡命者が多く住み,また絹織物の集散地となった。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報