改訂新版 世界大百科事典 「カンバン」の意味・わかりやすい解説
カンバン
Kampaṉ
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…そこには,各文学が古典的な文学と思想を共有し,類似の時代背景をもつという求心的な力が働く一方,各民族に固有の主題と文芸様式を開花させるという地方化への力も働いている。このことを如実に示す例をあげるなら,サンスクリット叙事詩《ラーマーヤナ》が15世紀以降の民族文学で続々と翻案され,ベンガル文学におけるクリッティバース・オージャーの《ラーマーヤナ》,ヒンディー文学におけるトゥルシーダースの《ラーム・チャリット・マーナス》,タミル文学におけるカンバンの《ラーマーヤナ》などが著されている。同一の古典を基盤に置く求心性と,それに独自の解釈を加える地方化・民族化への力が相互に作用するなかから新たな創造がなされたわけである。…
※「カンバン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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