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カンムリアマツバメ Hemiprocnidae; treeswifts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カンムリアマツバメ
Hemiprocnidae; treeswifts

アマツバメ目カンムリアマツバメ科の鳥の総称。全長 15~23cm。4種からなる。頭部に長い飾り羽の冠羽(→羽冠)がある。尾羽は両外の 2枚が長く,深い燕尾形をなす。飛行中に昆虫類をとって食べ,電線や木の枝上に留まって休む。4種とも樹の横枝上に非常に小さなカップ状の巣をつくり,1卵を産む。インドから東南アジアニューギニア島オーストラリア区に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンムリアマツバメ
かんむりあまつばめ / 冠雨燕
crested swift

鳥綱アマツバメ目カンムリアマツバメ科に属する鳥の総称。この科Hemiprocnidaeは1属4種を含む。全長16~33センチメートル。一見アマツバメに似ているが、額に小さな冠羽がある。インドからニューギニア島およびソロモン諸島まで分布する。カンムリアマツバメは、アマツバメ類ほど飛翔(ひしょう)生活のために特殊化していない。開けた森林に留鳥としてすみ、しばしば木に止まって休息したり、飛んでくる獲物を待ち受ける。食物は空中の小昆虫やクモ類で、飛びながら、あるいは待ち場から飛び出して捕食する。巣は直径約3センチメートル、卵がちょうど1個入るだけの小さな椀(わん)形で、樹皮の破片や羽毛を唾液(だえき)でこね合わせたものを材料としてつくり、木の横枝に張り付けてある。産卵、育雛(いくすう)は雌雄交代であたる。[森岡弘之]

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世界大百科事典内のカンムリアマツバメの言及

【アマツバメ(雨燕)】より

…育雛(いくすう)は空中昆虫が多いか少ないかで遅速が生じ,早ければ4週,遅いと6週を要する。 アマツバメ目は,アマツバメ亜目とハチドリ亜目に分かれ,前亜目にはアマツバメ科とカンムリアマツバメ科が含まれる。アマツバメ科の鳥は形態,生態ともツバメ類に似ているが,両者は系統を異にし,類縁関係はむしろ離れている。…

※「カンムリアマツバメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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