20世紀西洋人名事典 「カールラーナー」の解説
カール ラーナー
Karl Rahner
1904.3.5 - 1984.3.31
ドイツの神学者,イエズス会士。
元・ミュンスター大学教授。
フライブルク生まれ。
1922年イエズス会に入会し、’32年司祭に叙階。’34〜36年にフライブルク大学でM.ハイデッガーに哲学を師事する。戦後の’49年インスブルック大学教授となり、神学顧問として参加した第2バチカン公会議まで教鞭を執る。会議後の’64年グアルディニの後任としてミュンヘン大学に招かれ、’67年にはミュンスター大学教授。カトリックにおける教会一致運動の推進者で、司教教育の改革を主張したほか、精力的に執筆活動に従事。主著は「神学著作集」(’54〜78年)、「知られざるキリスト者」(’63年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報