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キスミレ きすみれ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

キスミレ
きすみれ / 黄菫
[学]Viola orientalis (Maxim.) W. Becker

スミレ科の多年草。根茎は短く、白くて太い根が束になって出る。茎は直立し、高さ10~15センチメートル。オオバキスミレに似るが、葉は平坦(へいたん)で、花弁の背面が紫色を帯び、萼片(がくへん)の付属体が明瞭(めいりょう)である。また、分布域はオオバキスミレが北海道、本州の高山であるのに対し、キスミレは本州の中部地方から九州で、春は明るく、夏はススキやササの陰になるやや乾いた場所に生える。花期は3月末~4月上旬。アムール地方、中国北部、朝鮮半島にも分布する。[橋本 保]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のキスミレの言及

【スミレ】より

…花柱の先は二叉(にさ)状にふくらむ。オオバキスミレV.brevistipulata (Fr.et Sav.) W.Beckerは地域的な変異が著しいが,普通は地下茎が横に伸びて分岐し,越冬芽は赤くて丸い。地上茎は直立し,高さ10~30cm,0~2枚の根生葉のほかは茎の上部に互生する数枚の葉がある。…

※「キスミレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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