デジタル大辞泉 「キャスパー」の意味・読み・例文・類語 キャスパー(Casper) 米国ワイオミング州中東部の都市。ノースプラット川沿いに位置し、南にキャスパー山がそびえる。オレゴン街道沿い19世紀末に油田が発見され、石油産業の中心地として発展。石炭、ウラン鉱も産する。周辺では牧畜業が盛ん。キャスパー砦博物館、ワーナー野生動物博物館などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「キャスパー」の意味・わかりやすい解説 キャスパーきゃすぱーCasper アメリカ合衆国、ワイオミング州中東部、ノース・プラット川に臨む都市。人口4万9644(2000)。豊かな鉱物資源、とくに良質の石油を付近に産し、製油をはじめ石油関連工業が主要産業をなしており、ウラニウム採掘も重要である。さらに、農牧畜地帯に位置し、農産物の集散・加工の中心地としても知られ、近年は観光業の進出が著しい。オレゴン道沿いに建設された要塞(ようさい)の周囲に町ができ、鉄道の開通と石油の発見により、1888年市制が施行された。付近にキャスパー山(2440メートル)がある。[作野和世] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例