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ギュネイ

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百科事典マイペディアの解説

ギュネイ

トルコの映画監督。人気俳優として100本以上の作品に出演した後,監督となる。仮出所を許された囚人5人の5日間をネオレアリズモ的な映像で捉えた《路》(1982年)でカンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギュネイ
ぎゅねい
Ylmaz Gney
(1937―1984)

トルコの映画監督・脚本家・俳優・小説家。1937年4月1日に、中南部アダナ県の県都アダナ近郊のクルド人農家に生まれる。法律・経済を学んだのち、1958年、大物映画人アティフ・ユルマズAtf Ylmaz(1925―2006)の下で俳優兼脚本補佐として映画界入りしたが、かたわら発表した小説が反社会的だとして1961年に投獄された。出獄後1963年に俳優業を再開し、二枚目俳優として非常に多くのトルコ映画に出演した。At Avrat Silah(英題Horse, Woman and Gun、1966)で監督にも手を染め、1968年までにプロダクションを設立、『希望』(1970)、『エレジー』(1971)などを発表したが、繰り返し上映禁止処分を受け投獄された。アクション映画の体裁に硬派なテーマを盛り込み、観客の心に社会的、民族的な問いかけを残す。『群れ』(1978)、『敵』(1979)など何本もの映画を獄中から代理監督をたてて製作した。その後、やはり獄中からの作品を撮影後、仮出所の際に脱走。フランスに亡命して仕上げた『路(みち)』で、1982年カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。1984年9月9日、亡命先のパリで癌(がん)により死去した。[出口丈人]

資料 監督作品一覧(日本公開作)

セイット・ハン Seyyit Han(1968)
希望 Umut(1970)
エレジー Agit(1971)
友 Arkadas(1974)
不安 Endise(1975)
群れ Suru(1978)
敵 Dusman(1979)
路 Yol(1982)
壁 Duvar(1983)

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