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クラティノス Kratinos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラティノス
Kratinos

[生]前484頃.アテネ
[没]前423頃
ギリシアの喜劇作家。アリストファネス,エウポリスとともに三大作古喜劇作家の一人。政治風刺と童話的要素,文学批判と神話のもじりが入り交り,特に戦争推進者ペリクレスに対する攻撃がみられる。アリストファネスによって『騎士たち』のなかで老いぼれの酔漢と愚弄されたが,翌 423年の競演において『酒瓶』 Pytinēでアリストファネスの『雲』を破って雪辱した。優勝は生涯に9回。作品は 28の題名と一部の断片が伝わるのみ。

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世界大百科事典 第2版の解説

クラティノス【Kratinos】

古代ギリシア,アッティカ古喜劇三大作家のひとり。生没年不詳。記録によれば,前453年に,喜劇競演で最初の勝利を得,前423年にアリストファネスの《雲》を破って得た勝利が最後だとされていることから,アリストファネス,エウポリスより,およそ一世代年長であると考えられる。時代に対する痛烈な批判と,爆発的な笑いというアッティカ古喜劇の特異な性格を創り出したのはこのクラティノスであるとされている。彼の作品に関しては,27のタイトルが知られ,450個の断片が伝わっているに過ぎない。

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大辞林 第三版の解説

クラティノス【Kratīnos】

紀元前五世紀の古代ギリシャの喜劇詩人。アリストファネス・エウポリスと並ぶアッティカ古喜劇三大詩人の最古の人。前423年に喜劇競演でアリストファネスの「雲」を破り勝利した。

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