クラブワールドカップ(読み)くらぶわーるどかっぷ(英語表記)Club World Cup

共同通信ニュース用語解説 「クラブワールドカップ」の解説

クラブワールドカップ(W杯)

国際サッカー連盟主催でクラブ世界一を決める大会。2000年に世界クラブ選手権として始まり、その後は一時中断。欧州南米のクラブ王者が対戦したトヨタカップを吸収する形で05年に再開し、06年から名称がクラブW杯に。現行は欧州、南米、北中米カリブ海、アフリカアジアオセアニアの大陸王者と開催国枠の7チームが参加。前回まで欧州勢が8度、南米勢が4度優勝。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クラブワールドカップ」の意味・わかりやすい解説

クラブワールドカップ
くらぶわーるどかっぷ
Club World Cup

サッカーのクラブチーム世界一を決定する大会。国際サッカー連盟(FIFA(フィファ))が主催するもので、正式名称はFIFAクラブワールドカップFIFA Club World Cup。六大陸のサッカー連盟である、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA(ウエファ):Union of European Football Associations)、南米サッカー連盟(CONMEBOL(コンメボル):Confederación Sudamericana de Fútbol)、アフリカサッカー連盟(CAF(カフ):Confédération Africaine de Football)、北中米カリブ海サッカー連盟CONCACAF(コンカカフ):Confederation of North, Central American and Caribbean Association Football)、アジアサッカー連盟(AFC:Asian Football Confederation)、オセアニアサッカー連盟OFC:Oceania Football Confederation)、それぞれの主催大会優勝チームと開催国国内リーグの優勝チームで争われる。トーナメント形式が採用されているが、ヨーロッパと南米の代表チームにはシード権が与えられている。

 2000年にFIFAクラブ世界選手権FIFA Club World Championshipの名称で第1回が開かれた。翌2001年は運営側代理店が倒産したため中止され、その後、開催の見込みがたたなかったが2005年に再開。この大会からクラブワールドカップとインターコンチネンタル・カップIntercontinental Cup(ヨーロッパ/サウスアメリカ・カップ、通称トヨタカップ)が統合され、2006年大会から名称をFIFAクラブワールドカップとした。

[編集部]

資料 クラブワールドカップ優勝チーム

2000年(開催国:ブラジル
 コリンチャンス(ブラジル)
2005年(日本)
 サンパウロFC(ブラジル)
2006年(日本)
 SCインテルナシオナル(ブラジル)
2007年(日本)
 ACミラン(イタリア)
2008年(日本)
 マンチェスター・ユナイテッド(イギリス)
2009年(アラブ首長国連邦)
 FCバルセロナ(スペイン)
2010年(アラブ首長国連邦)
 インテル(イタリア)
2011年(日本)
 FCバルセロナ(スペイン)
2012年(日本)
 コリンチャンス(ブラジル)
2013年(モロッコ)
 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

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