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クリスティーズ Christie's International PLC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリスティーズ
Christie's International PLC

1766年ロンドンで創業された美術品競売会社。元海軍士官のジェームズ・クリスティーがロンドンのクラブ街パルマンに競売会社クリスティーズとして設立。その敷地内で 1799年まで王立美術院が展示会を開催したことから,クリスティーはトマス・ゲインズバラ,ジョシュア・レイノルズ,トマス・チッペンデールなどの画家や工芸家と親交を結び,クリスティーズは美術品収集家,美術商,社交界関係者の出会いの場となった。 1803年のクリスティーの死後,跡を継いだ2代目のジェームズ・クリスティー2世は,古代ギリシアとイタリアの壺や彫像が専門の美術商として活躍した。その死後,事業は二人の息子ジェームズ・スターリングとジョージ・ヘンリーに引き継がれた。その後ウィリアム・マンソン,エドワード・マンソンを共同経営者に迎え,1859年トマス・J.ウッズの経営参加を機に社名をクリスティー・マンソン・アンド・ウッズに改めた。 1973年株式を公開,1998年フランスの投資家フランソア・ピノーに買収され,社名もクリスティーズ・インターナショナル PLCと変更。クリスティーズは歴史的な競売案件を多数扱ってきた。特筆すべきは,レイノルズのアトリエの遺品 (1794) ,デュ・バリー夫人の宝飾品 (1795) ,40日間を費やした第2代バッキンガム公ジョージ・ビリアーズとシャンドス家のストー・ハウス・コレクション競売会 (1848) ,17日間に及ぶハミルトン宮殿所蔵絵画競売会 (1882) ,ジョージ・ドラモンド所蔵の絵画 (1919) ,フォード・コレクションの印象派絵画 (1980) などである。 1990年にはフィンセント・ファン・ゴッホの『医師ガシェの肖像』を当時の絵画の史上最高落札価格 8250万ドルで,さらにバドミントン邸キャビネットを当時の家具の史上最高落札価格 1520万ドルで売却するという,二大記録を打ち立てた。本店をロンドンのキング街8番地のセント・ジェームズ広場に置き,サザビーズと並ぶ世界最大手の競売会社として世界各国に支店を展開している。

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