クロンシュタット(英語表記)Kronshtadt/Кронштадт

デジタル大辞泉の解説

クロンシュタット(Kronshtadt/Кронштадт)

ロシア連邦北西部、サンクトペテルブルグ市の区。市中心部の北西約30キロメートル、フィンランド湾奥にあるコトリン島を占める。1703年にピョートル1世がサンクトペテルブルグ防衛のために要塞を築き、バルチック艦隊の根拠地となった。十月革命の拠点の一つ。1921年、共産党政権に対する反乱が起こった。海岸部に砦や海堡(かいほう)が数多く残っており、1990年に「サンクトペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

クロンシュタット(Kronstadt)

ルーマニアの都市ブラショフのドイツ語名。

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大辞林 第三版の解説

クロンシュタット【Kronshtadt】

ロシア連邦、バルト海東端部の、サンクトペテルブルクの西方のコトリン島にある軍港。1703年ピョートル一世によって建設され、もとバルチック艦隊の母港。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロンシュタット
くろんしゅたっと
Кронштадт Kronshtadt

ロシア連邦西部、レニングラード州の軍港都市。1723年まではクロンシュロートКроншлот/Kronshlotとよばれた。サンクト・ペテルブルグ(旧称レニングラード)の西29キロメートルにある。1970年当時の人口3万9000。ピョートル1世(大帝)の命令で、新しい都サンクト・ペテルブルグを守るために、要塞(ようさい)として1703年に建設され、翌年5月18日から使用された。1720年代からバルチック艦隊の根拠地となる。1905年と06年にはロシアの帝政に反対する激しい反乱がここで起こったが、さらにロシア革命後の1921年3月には、今度は水兵らが「ボリシェビキのいないソビエトを!」のスローガンを掲げてソビエト政府に反乱を起こした。第二次世界大戦中の1941~43年には、ドイツ軍の攻撃からレニングラードを守るうえで大きな役割を果たした。町には18世紀の建築物も多く残っている。[外川継男]

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精選版 日本国語大辞典の解説

クロンシュタット

(Kronstadt) ロシア連邦西部、フィンランド湾奥のコトリン島にある都市。サンクト‐ペテルブルク(旧レニングラード)防衛の要地として、一七〇三年に要塞が建設された。また、バルチック艦隊の根拠地としても知られ、十月革命には革命運動の拠点となった。

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