グナーディヤ

百科事典マイペディアの解説

グナーディヤ

インドの物語作家。伝記,年代は明らかでない。パイシャーチー語という俗語で書かれた《ブリハット・カター》の作者。バッツァ国の王と王子の冒険などを枠物語とする大説話集で,後世の文学に数多く資料を提供したものであるが,原本は散逸して伝わらない。→ソーマデーバ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グナーディヤ
ぐなーでぃや
Gudhya

生没年不詳。6世紀以前の古代インドの物語集作者。伝説によれば『ブリハットカター』(大説話集)の作者という。この本は10万頌(しょう)からなる大説話集で、パイシャーチー語という一種の俗語で書かれたと伝えられるが、原本は現存しない。サンスクリット語で要約した改作本が数種伝わっていて、有名なのはソーマデーバ(11世紀)の『カターサリットサーガラ』で、ジャイナ教徒によるプラークリット語の改作本『バスデーバヒンディ』も伝わっている。[田中於莵弥]

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世界大百科事典内のグナーディヤの言及

【ブリハット・カター】より

…古代インドの亡失した大説話集。作者グナーディヤGuṇādhyaの伝記,年代(3~7世紀の間)は明らかでない。10万頌の詩句から成り,パイシャーチーPaiśācī語という俗語で書かれたと伝えられ,バッツァ国のウダヤナ王の結婚と王子ナラバーハナダッタの冒険物語を枠物語とする説話集であったらしいが,原本は散逸して現存せず,サンスクリットで要約した改作本が数種伝わっている。…

※「グナーディヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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