百科事典マイペディア 「ケチュア語」の意味・わかりやすい解説
ケチュア語【ケチュアご】
→関連項目アルゲダス|インカ|グアラニー語|ペルー|ペルー革命
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中央アンデスの多くの地方で用いられる先住民言語。アイマラ語をしのぐ600万人以上の言語人口を持ち,15世紀に覇権を確立したインカ人によって普及されたとされるが,植民地時代に,カトリック教会が布教のために利用して普及したともいわれる。ケチュアはスペインがつけた呼称であり,インカ時代にはルナ・シミ(人間の言葉)と呼ばれた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…南部では,チアパスやユカタン地方,グアテマラ高地のマヤ系諸民族が,小さな地方的まとまりを固くして,伝統的文化を残している。
[中央アンデス]
アンデス文明を担った人びとは,多くの民族に分かれていたが,インカ帝国の統一政策の結果,ケチュア語を採用し,土着の言語をほとんど失った。スペインの植民地支配のもとで,人口減少や混血が生じ,今日では,大部分のインディオはペルーの中部以南とボリビアの高地に住んでいる。…
…ペルーとボリビアを中心に,南アメリカのアンデス地方に居住し,ケチュア語を話す人びと。インカ帝国の公用語として普及したケチュア語は,現在,少なくとも300万人に話されている。…
…正式名称=ペル-共和国República del Perú面積=128万5216km2人口=(1996)=2394万人首都=リマLima(日本との時差=-14時間)主要言語=スペイン語,ケチュア語通貨=ソルSol南アメリカ大陸西岸の中央部に位置する共和国。かつてのインカ文明の中心であり,16世紀のスペイン人による征服後は,副王制下にあった南アメリカのスペイン植民地支配の中心でもあった。…
※「ケチュア語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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