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ケナガコナダニ

栄養・生化学辞典の解説

ケナガコナダニ

 [Tyrophagus putrescentiae].コナダニ科のダニ.穀物,パンなどから検出される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ケナガコナダニ【Tyrophagus putrescentiae】

もっともふつうのコナダニ科のダニで,多くの食品や粉末の薬品などに発生し,室内塵の中にも高率に見られる(イラスト)。体長は0.3mmほどで,乳白色で半透明,前体部に4本の長毛があり,体後縁近くから微細な側枝をもった6対の長毛を生ずる。雄の後体部に1対の大きな肛門吸盤を有する。卵から親ダニまでの発育日数は好条件下で10~11日を要し,親になった数日後から1日12個ほどを産卵する。この繁殖の数と速さは温湿度によって変化する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケナガコナダニ
けながこなだに / 毛長粉
[学]Tyrophagus putrescentiae

節足動物門クモ形綱ダニ目コナダニ科に属するダニ。体長は0.28~0.42ミリメートルとやや小形で、体色は乳白色で体毛は長く、周囲に側枝が生え、とくに後方に1対のやや短い毛と6対の長い毛があることが特徴である。世界的に分布するが、日本ではとくに代表的な種類である。穀物、穀粉、菓子類、干し魚、みそ、砂糖、七味唐辛子、チーズなどの乳製品など広範囲の食品に発生する。ときには畳に大発生したり、藁(わら)自体にも発生し、温室栽培のキュウリなどが被害を受けることもある。[松本克彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のケナガコナダニの言及

【ダニ(蜱∥蟎∥壁蝨)】より

…家畜,家禽にもダニが多く寄生し,放牧地の牛馬にはマダニ,ニワトリ,ハト,小鳥にはワクモやトリサシダニがつく。貯蔵食品にはコナダニ,ニクダニ,サトウダニが発生し,なかでもケナガコナダニは食品以外に畳に大発生することがしばしばある。室内塵の中にはチリダニ(ヒョウヒダニ)が生息し,アレルギー性の気管支喘息の原因になることが判明した。…

※「ケナガコナダニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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