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ケヤリムシ ケヤリムシ Sabellastarte indica

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケヤリムシ
ケヤリムシ
Sabellastarte indica

環形動物門多毛綱定在目ケヤリムシ科。体長 10cm内外。低潮線下,潮だまりなどの岩の割れ目に膜質の管をつくってすみ,管口から黄褐色羽毛状の鰓冠を広げる。光に敏感で,影が横切るとすばやく鰓冠を引込めてしまう。

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百科事典マイペディアの解説

ケヤリムシ

多毛類ケヤリ科の環形動物。体長10〜25cm。体は円筒状。海岸の干潮線付近の岩に着生,砂泥を固めてつくった管から淡紅褐色のふさ状の鰓冠(さいかん)をもつ頭部を出して,呼吸したり餌を捕らえる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケヤリムシ
けやりむし / 毛槍虫
fan-worm
[学]Sabellastarte indica

環形動物門多毛綱定在目ケヤリ科に属する海産動物。三陸地方以南に広く分布する暖海性の種類で、大きな個体では体長24センチメートル、環節数170にもなる。体表から分泌した粘液で泥を固めて太い棲管(せいかん)をつくり、その中で生活する。棲管は干潮線付近の岩陰や岩の割れ目などに着生している。管の先から体の上部を出し、黄褐色に紫色の斑点(はんてん)をもった大きなえらを広げて呼吸したり、餌(えさ)をつかまえる。傘状に広がったえらが、昔、大名行列のときに使った毛槍(けやり)に似ているのでこの名がある。ケヤリムシは振動や光の明暗に敏感で、これらの刺激を受けると、えらをすばやく棲管の中に引っ込めることができるが、これは神経が太くて敏感なためといわれる。[今島 実]

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世界大百科事典内のケヤリムシの言及

【ケヤリ(毛槍)】より

…多毛綱ケヤリ科の環形動物。ケヤリムシともいう。陸中海岸以南からインド洋にかけて分布し,薄い膜の上に泥を固めてつくった太い管の中で生活する。…

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