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ケンタール Quental, Antero Tarquínio de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケンタール
Quental, Antero Tarquínio de

[生]1842.4.18. アゾレス諸島,ポンタデルガダ
[没]1891.9.11. アゾレス諸島,ポンタデルガダ
ポルトガルの詩人。 1864年コインブラ大学法学部で学位を取り,新しい文学運動を推進。 65年に『近代詩集』 Odes Modernasを出版。ポルトガル文学のリアリズムのさきがけであるコインブラ文学運動を起した。 68年に文学者グループ「セナクロ」 Cenáculoに入り,一方,社会主義運動にも参加。 71年,エッサ・デ・ケイロースとともに,ポルトガル・リアリズム文学の第2期とされるリスボン・クラブの民主主義研究会を主催。 74年以後病床にあり,最期は故郷で厭世自殺。代表作は『ソネット集』 Sonetos (1861) 。ほかに『19世紀後半の哲学の一般的傾向』 Tendência Gerais da Filosofia na Segunda Metade do Século XIXなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケンタール
けんたーる
Antero de Quental
(1842―1891)

ポルトガルの詩人。哲学の発達をみなかったポルトガルにおける哲学詩人として、ユニークな存在であったが、厭世(えんせい)自殺をした。カモンイスに次ぐ大詩人で、写実主義を導入した功労者。代表作に『近代詩集』(1865)、『ロマン的な春』(1872)、『ソネット全集』(1886)などがある。[濱口乃二雄]

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