ゲオルギエフ(英語表記)Georgiev, Kimon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲオルギエフ」の意味・わかりやすい解説

ゲオルギエフ
Georgiev, Kimon

[生]1882.11.8. パサロジク
[没]1969.9.28. ソフィア
ブルガリア政治家。ソフィアの陸軍士官学校卒業。 1926~28年運輸・郵政相。 31~34年革新派将校団の組織ズベノ連盟 (→ズベノ派 ) に参加。 34年クーデター指導。 34~35年首相就任ソ連との国交を回復した。 43年共産党の指導する祖国戦線に接近し,44年ズベノ国民同盟党首。 44~46年祖国戦線政府首相,その後,副首相,外相,電化・灌漑相などを歴任。 62~69年国民議会幹部会員となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲオルギエフ」の意味・わかりやすい解説

ゲオルギエフ
げおるぎえふ
Kimon Georgiev
(1882―1969)

ブルガリアの政治家。1934年5月より翌1935年の1月まで、軍事クーデターで成立した政権の首相を務めた。このときブルガリアはソ連と外交関係を樹立する。1943年には、政治団体「ズベノ」(鎖)を率いて祖国戦線(反ナチス抵抗組織)に参加。1944年9月9日、祖国戦線によるクーデターが成功すると、1946年まで新政権の首相を務めた。1947年から1959年まで電化・改良大臣を務め、1962年に人民議会幹部会委員となった。

[寺島憲治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「ゲオルギエフ」の解説

ゲオルギエフ

生年月日:1882年8月11日
ブルガリアの政治家
1969年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android