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コノコフィリップス コノコフィリップスConocoPhillips Company

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コノコフィリップス
ConocoPhillips Company

アメリカ合衆国の総合エネルギー企業。2002年に大手独立系石油会社コノコフィリップス・ペトロリアムが合併して設立された。事業内容は石油の生産・精製・販売,天然ガス液化天然ガスの生産など。コノコは 1875年灯油販売会社コンチネンタルオイル・アンド・トランスポーテーションとして設立。1885年スタンダード・オイル・トラスト(1882設立)の傘下に入り,コンチネンタル・オイルに改称。1929年マーランド・オイル(1917設立)と合併。1950年代以降,イランコンソーシアムへの参加や,カナダ,北海などでの探鉱を手がけ,また石油関連,化学,石炭などの企業を次々と吸収合併し総合エネルギー会社へと発展した。1979年コノコに改称。1981年デュポンに買収され傘下に入ったが,1998年に再び独立した。フィリップス・ペトロリアムは 1917年フランク・フィリップス,L.E.フィリップス兄弟がカンザス州オクラホマ州に所有していた施設と営業権をもとに設立。当初は国内原油・天然ガス生産の専業であったが,数多くの吸収合併を続けて成長し,精製・販売・海外油田開発へと事業を拡大した。石油化学部門にも力を注ぎ,1948年子会社フィリップス・ケミカルを設立したが,2000年シェブロンと合弁でシェブロン・フィリップス・ケミカルを設立して石油化学事業を移管した。統合されたコノコフィリップスは,2004年にはロシアルクオイルの株式 7.79%を獲得,その後,ロシア国内のティマンペチョラ油田やイラク探鉱・開発などを共同で行なう目的で,20%まで保有比率を高めた。しかし 2010年7月に,事業再編の一環として,保有するルクオイル株すべてを売却した。また,ベネズエラでは油田の権益を保有し,アメリカ国内にベネズエラ国営石油 PDVSAとの合弁製油所も所有して,ベネズエラ事業の有力企業の一つであったが,2006年,ベネズエラの石油国有化に伴う紛争により,ベネズエラの石油開発事業から撤退した。

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