コピーレフト(読み)こぴーれふと(その他表記)copyleft

デジタル大辞泉 「コピーレフト」の意味・読み・例文・類語

コピーレフト(copyleft)

公開されたソフトウエアなどについて、利用再配布改変自由を認める思想。さらにその派生物についても、著作権を保持したまま、同等の自由が守られなければならないとする。コピーライトに対する考え方として、GNUプロジェクトを推進する米国プログラマーリチャード=ストールマンによって提唱された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「コピーレフト」の解説

コピーレフト

著作権者が著作物の自由な利用,複製,改変を認め,さらにその派生物の再配布についても制限のない利用を守るよう求める権利のこと,またはその推進運動.実際には,コンピュータソフトウェアを対象にしており,コピーレフトの例にはオープンソースフリーソフトウェアがある.1982年にストールマン(Richard M. Stallman 1953- )が提唱した,ソフトウェアは無償で広く普及すべきであるという考え方に拠っている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

IT用語がわかる辞典 「コピーレフト」の解説

コピーレフト【copyleft】

ソフトウェアの著作権に関する考え方のひとつ。改変や修正を受けて再配布されるフリーソフトウェアにはさらに改変・再配布の自由を認めるというもの。1984年、フリーソフトウェア財団の設立者であるリチャード・ストールマンが提唱。ソフトウェアを無償で広く普及させることを目的とするGNUの基本思想として知られる。◇著作権の意の「copyright」からの造語

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「コピーレフト」の解説

コピーレフト

ソフトウェアと共にソースコードを公開する場合に設定される権利条件のこと。コピーレフトのソフトウェアは、自由に改変や複製、再配布などができるが、再配布する場合も、同様にコピーレフトであることが条件になる。Free Software Foundationで提唱され、後にGNUによって規定がまとめられた。コピーライトが著作権の保護を目的としているのに対し、コピーレフトは、「コンピューターで使うソフトウェアは無償で広く普及させるべき」というGNUの思想や文化の発展に寄与しようという理念を目的としている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android