百科事典マイペディア 「コンディショナリティ」の意味・わかりやすい解説 コンディショナリティ 発展途上国がIMF(国際通貨基金)に救済融資を仰ぐとき,IMFがその国に課す条件。一般に当該国に対して,適切な経済再建計画の策定と実施を約束させる。先進国の民間金融機関は,デフォルト(債務不履行)の危険が増加したため,IMFのコンディショナリティに相応した分の追加融資にのみ応じるケースが増えてきている。ブラジルやアルゼンチンなどの一部の重債務国がブレイディ構想による債務軽減措置を適用されないのは,このコンディショナリティを満たしていないためである。→関連項目累積債務 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンディショナリティ」の意味・わかりやすい解説 コンディショナリティconditionality IMF,世界銀行の融資に当たって,同機関と融資利用国との間で合意された経済政策についてのパッケージ。 IMFの場合,当該国と協議の上で策定された経済安定化計画実施の義務づけが主なもの。為替レートの切り下げ,為替・貿易の自由化,増税,財政支出削減,国内信用創造制限その他のインフレ抑制策など,国際収支均衡回復のための措置を含む。 IMFは達成状況を定期的に評価し,必要ならば改善策を勧告する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by