サウジアラビア王国(読み)サウジアラビア(その他表記)al-Mamlaka al-‘Arabīya al-Su‘ūdīya

デジタル大辞泉 「サウジアラビア王国」の意味・読み・例文・類語

サウジ‐アラビア(Saudi Arabia)

サウド家アラビアの意》アラビア半島の大半を占める国。正称、サウジアラビア王国。首都リヤド。1932年イブン=サウード建国国土大部分砂漠で、遊牧民が多い。ペルシア湾岸は世界有数の油田地帯で、1938年以後、石油採掘が盛ん。北西部のヒジャーズ地方にはイスラム教の聖地メッカがある。人口3411万(2021)。サウーディーヤ。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「サウジアラビア王国」の解説

サウジアラビア王国(サウジアラビアおうこく)
al-Mamlaka al-‘Arabīya al-Su‘ūdīya

アラビア半島の過半を占める王国。クウェート亡命中のアブドゥルアジーズは1902年のリヤド奪還後,イスラームの二大聖地,メッカメディナを擁するヒジャーズなどを占領し,ヒジャーズ王,ナジュドおよびその属領スルタンを称した。32年に国号をサウジアラビア王国と変更。首都はリヤド。国教のハンバリー派イスラームはしばしばワッハーブ派と呼ばれ,シャリーアの厳格な適用で知られる。第5代ファハド国王時代に国王への尊称を「二聖モスクの守護者」に改めた。世界の石油埋蔵量の約4分の1を占める産油国で,石油輸出国機構(OPEC)の主要メンバー。90年,湾岸危機でアメリカ軍を国内に駐留させたことから激しい反対運動が起きた。

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世界大百科事典(旧版)内のサウジアラビア王国の言及

【サウジアラビア】より

…正式名称=サウジアラビア王国al-Mamlaka al-‘Arabīya al-Sa‘ūdīya∥Kingdom of Saudi Arabia面積=224万km2人口(1996)=1842万人首都=リヤードRiyād(日本との時差=-6時間)主要言語=アラビア語通貨=サウジ・リヤルSaudi Riyālアラビア半島の約80%を占める王国。ナジュド出身のサウード家のアブド・アルアジーズ・ブン・サウードが建国した。…

※「サウジアラビア王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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