コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

サチコン サチコン saticon

2件 の用語解説(サチコンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サチコン
サチコン
saticon

小型撮像管の一種。n型導電性の酸化スズ膜 ( SnO2 ) とp型導電性のセレン ( Se ) -ヒ素 ( As ) -テルル ( Te ) 系の非晶質半導体との異種接合から成る光導電膜を光電変換面に用いたもの。小型,高感度で,残像が少いとされている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サチコン
さちこん
Saticon

テレビジョン用光導電型撮像管の商品名。セレン、ヒ素、テルルを主成分としたカルコゲナイド系アモルファス半導体を光電変換膜に使用したもので、日本放送協会NHK)と日立製作所が1972年(昭和47)に共同開発した。
 この撮像管はガラス基板に設けた透明導電膜上に多成分系アモルファス半導体の多層膜を重ねた傾斜成分分布型のヘテロ受光ダイオードの表面を電子線で走査するビジコン型撮像管であり、高解像度・低残像の優れた特性をもっている。
 1986年にNHKの谷岡健吉(1948― )によってサチコン技術をベースに、アバランシェ増倍型の超高感度撮像デバイス「HARP(ハープ)」(名称はHigh-gain Avalanche Rushing amorphous Photoconductorの頭文字からつけられたもの)が発明され、オーロラや深海魚など低照度の被写体の撮像に偉力を発揮している。[丸山瑛一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のサチコンの言及

【撮像デバイス】より

…撮像管と比較して小型軽量,低電力,高信頼性などの長所があり,また,位置指定が正確にできることから各種の画像処理や観測など,新分野への応用も期待される。
[ビジコンvidicon,プランビコンplumbicon,サチコンsaticon]
 これらは代表的光導電形撮像管で,後2者はカラーテレビ放送用に広く使われている。 ビジコンは1950年にRCA社で開発されたSb2S3をターゲットに使用した撮像管で,放送用としてはフィルム送像に用いられた。…

※「サチコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

サチコンの関連キーワード撮像管導電性プラスチックビジコンイメージ管テレビカメラ酸化錫導電性ポリマー酸化促進剤酸化スズ(酸化錫)光導電形撮像管

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone