精選版 日本国語大辞典 「さわだつ」の意味・読み・例文・類語 さわ‐だ・つさは‥ 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 ( 歴史的かなづかいは「さわだつ」とも ) さわやかになる。気分爽快になる。さっぱりする。さわやぐ。[初出の実例]「かくて、藤壺には御心地も今はさはだち給ひにたれど」(出典:延宝版宇津保(970‐999頃)国譲中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「さわだつ」の意味・わかりやすい解説 サワダツさわだつ[学] Euonymus melananthus Fr. et Sav. ニシキギ科(APG分類:ニシキギ科)の落葉小低木。高さ約1メートルに達し、枝は緑色で滑らかである。葉は質は薄く、卵形で長さ3~8センチメートル。6~8月、暗紫色で径約0.8センチメートルの花を開く。果実は球形で紅色、翼はない。日本の特産種で、深山に生え、本州から九州にややまれに分布する。名は、沢沿いに生えるので沢立の意味であるといわれる。[門田裕一 2020年2月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例