ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サン=テブルモン」の意味・わかりやすい解説
サン=テブルモン
Saint-Évremond, Charles de Marguetel de Saint-Denis, seigneur de
[没]1703.9.20. ロンドン
フランスの思想家,評論家,劇作家。筆禍のため 1661年イギリスに亡命,後半生を過ごした。道徳が快楽と両立しうることを説いた快楽主義的自由思想家で,モンテーニュの影響が強い。宗教に対する懐疑的態度によって,啓蒙思想家の先駆ともいえる。少数の戯曲のほかに,多くの随筆や書簡がある。主著『ドカンクール元帥とカネー神父の会話』 Conversation du maréchal d'Hocquincourt avec le Père Canaye (1663頃) ,『格言集』 Maximes (1674) 。
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