ザクム油田(読み)ザクムゆでん(英語表記)Zakum oil field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ザクム油田
ザクムゆでん
Zakum oil field

アラブ首長国連邦のアブダビ沖合いに位置する油田。1964年ブリティシュ・ペトロリアム(→BP)とフランセーズ・デ・ペトロールの合弁会社であるアブダビ・マリン・エアリア ADMAがウムシャイフ油田の南東部に発見した。究極的可採埋蔵量(→可採埋蔵量)は 10億バーレル (1バーレルは約 159l) 。1967年に生産を開始。原油の性状は API比重 40度,硫黄分 0.9重量%と中東では軽質,低硫黄原油で,ウムシャイフ原油とともにダス島から出荷されている。大規模な水攻法による 2次回収が計画されている。なお ADMAには 1973年ジャパン石油開発が参加している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ザクムゆでん【ザクム油田 Zakum】

1963年にアラブ首長国連邦アブ・ダビー北西約80kmの沖合で発見された油田。67年より生産を開始した。東西40km,南北25kmの典型的なドーム構造で,産油層は下部白亜系に属するザクム上部層と同下部層より成る。究極可採埋蔵量は約212億バレルと推定され,世界第7位の油田である。ザクム下部層は孔隙率,浸透率はほぼ良好であるが,自噴エネルギーとしては溶解ガス押し機構が主体であるために,あまり高い回収率は期待できないことが判明し,大規模な水攻法が実施されている。

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