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シペラス シペラス Cyperus; cypress grass

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シペラス
シペラス
Cyperus; cypress grass

カヤツリグサ科シペラス (カヤツリグサ) 属の総称。世界の熱帯から温帯にかけて約 700種が分布し,一部が観賞用や繊維植物として利用されている。茎に節はなく,大半は断面が三角形シュロガヤツリ C.alternifoliusマダガスカル原産で,高さ 60~200cmになる多年草

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シペラス
しぺらす
[学]Cyperus

カヤツリグサ科カヤツリグサ属の総称。一年草または多年草で、熱帯から温帯に約700種あり、日本には30種が分布する。よく栽培されるカミガヤツリC. papyrus L.は、古代エジプトで、茎の繊維からパピルス紙をつくったことで知られている。茎は三稜(さんりょう)形で直立して高さ2~3メートルとなり、頂部に傘状に花枝が群生する。地中海沿岸地方の湿地に野生し、熱帯アフリカにも分布する。このほか、シュロガヤツリはマダガスカル原産で、株元から叢生(そうせい)し高さ0.6~1.2メートルとなり、頂部の総包片は線状の剣形を呈する。この変種に白色の斑(ふ)が入るフイリシュロガヤツリがある。
 鉢植えにしたものを水がめや水盤に沈め、株元2~3センチメートルが水中にあるようにする。性質は強いが、日によく当てるようにし、冬は5℃以上で育てる。[坂梨一郎]

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世界大百科事典内のシペラスの言及

【パピルス】より

…エジプトは,国の大部分が砂漠で木に乏しいため,パピルスの茎は紙作り以外に,繊維から布地を作ったり,また茎をたくさん束ねて,ちょうどチチカカ湖のトトラ・ボートのような小舟を作った。 パピルスは美しい姿をしているため,それに類似した形のシュロガヤツリC.alternifolius L.(カラカサガヤツリ),C.diffusus Vahlや,より小型のカヤツリグサ類のオオミズハナビC.pulcher Poir.,ヒメカミガヤツリC.prolifer Lam.などは,園芸家のいわゆるシペラス類として,温室内の観賞植物になっている。第2次大戦後,沖縄に帰化したメリケンガヤツリC.evagrostis Vahlは熱帯アメリカ産のパピルスに似た大型カヤツリグサである。…

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