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シュバリス Sybaris

翻訳|Sybaris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シュバリス
Sybaris

イタリア南部の古代ギリシアの植民市 (アポイキア ) 。現カラブリア州北東部,タラント湾西海岸にあった。前 720年頃建設されたが,肥沃な地帯を控えて勢力圏を拡大,ラウスなど支配下の植民都市を建設し,また新定住者に容易に市民権を付与したため大いに富み栄え,市民の贅沢で遊惰な生活は,誇張してギリシア世界に喧伝された。現在でもシュバリス人という言葉は,おごって遊び暮す人をさすのに使われている。前 510年カラブリア州南部のギリシア植民市クロトンとの戦いに敗れ,徹底的に破壊された。その後,3回にわたって再建が試みられたが,いずれも往時の繁栄は取戻せなかった。 19~20世紀に第4次シュバリスの城壁,墓地,劇場などが発掘された。

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世界大百科事典 第2版の解説

シュバリス【Sybaris】

イタリア半島南部の古代ギリシア植民市。アカイア人とトロイゼン人とによって前720年ころに建設された。エトルリアミレトスとの交易によって繁栄し,人々の奢侈な生活はことわざになったほどであった。前510年にクロトンとの戦いに敗れ,亡命者たちは数度再建を試みたが果たせず,トラエイス川流域に新シュバリスを建設したが,昔日の繁栄は取り戻せなかった。シュバリスの正確な位置はまだ確認されていないが,クラティ河口の現在のシバリ付近と考えられている。

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世界大百科事典内のシュバリスの言及

【カラブリア[州]】より

…おもな河川はクラーティ,ネートなどである。 ギリシアの植民地として,シュバリスやクロトンなどの都市が繁栄したこの地方は,ローマ帝国没落後は経済的に停滞し,ビザンティン帝国やノルマン人などの外部勢力の支配を経て,イタリア統一までの長い間ナポリ王国(1815年以後は両シチリア王国)の下にあった。この間に確立された封建的な土地所有制度や社会構造,外敵やマラリアを恐れて平地を避け山につくられてきた集落やそこでの生活様式は,イタリア統一後もこの地方を特色づけ,後進地域としての性格を刻印してきた。…

※「シュバリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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