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シルパシャーストラ śilpa‐śāstra

世界大百科事典 第2版の解説

シルパシャーストラ【śilpa‐śāstra】

インドの造形芸術(シルパ)に関する論書(シャーストラ)の総称。建築論(バーストゥシャーストラ)を主とし,諸尊の像容,絵画,彫刻などの諸規定を含む。インドでは芸術活動は工巧(くぎよう)神ビシュバカルマーViśvakarmāなどが造った天上界の諸作品を模倣することであると考えられ,芸術論書も神々もしくは聖仙(仙人)が記した神的な規定であるとされる。ヒンドゥー教の代表的建築論《マーナサーラ》は6~7世紀に南インドで編纂され,北インドの《サマラーンガナスートラダラー》は11世紀ごろの作。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のシルパシャーストラの言及

【住居】より

…ここに,東方に原初の活力と聖性を認める彼らの世界像と住居構成のつながりの一つを見ることができる。インドにおいて,住居から都市までその建設の指針とされてきたシルパシャーストラ(《マーナサーラ》)や中国の風水説では,住居をミクロコスモスと考え,人体とも対応する宇宙(マクロコスモス)を反映するしかけとして説いている。無文字社会においても,バリ島やアイヌの住居に見るように,海と山,天と地,あるいは川上と川下といった方向軸に沿った民俗方位が発達し,住居はそこで世界の中心として位置づけられ,コスモス・イメージ(宇宙像)を演出する場となる。…

※「シルパシャーストラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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