シーリング印刷(読み)シーリングいんさつ(その他表記)sealing stamp printing

改訂新版 世界大百科事典 「シーリング印刷」の意味・わかりやすい解説

シーリング印刷 (シーリングいんさつ)
sealing stamp printing

小型の印刷物である封かん紙,正札,糸付札,ステッカー,ラベル類,シール類などの印刷をいう。デパート包紙を留めたり,袋の封をしたりするシールは裏のりのついた種々の形状の印刷物で,レリーフ模様をつけたものも多いが,時代とともに消長があり,粘着紙粘着テープに印刷したもの,また箔押しを加えたもの,糸をつけたものなど種類が増えている。したがって,シーリング印刷機によって上下1組の平盤中間巻取紙を通し印刷と同時に打ち抜く方式ばかりでなく,平版による印刷や,多種類の加工を連続的に行う自動機を用いて大量生産をするようになった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シーリング印刷」の意味・わかりやすい解説

シーリング印刷
シーリングいんさつ
sealing printing

アルミ箔などの金属薄板,あるいは紙の上に,文字,図版などを印刷,同時にそれを型打ちし,また必要とする大きさの形に打抜きの切込みを入れる印刷法。製品は,化粧品小箱あるいはシャツ靴下などの衣料品に商品名,特徴などの文字,図表と合せ,装飾を兼ねたシール (封印紙) として用いられる。

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