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ジンベイザメ

百科事典マイペディアの解説

ジンベイザメ

サメ

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世界大百科事典 第2版の解説

ジンベイザメ【Rhincodon typus】

ネズミザメ目ジンベイザメ科の海産魚(イラスト)。ジンベエザメともいう。英名はwhale sharkといい,その巨体に由来する。全世界の熱帯から温帯にかけての外洋域に分布する。日本近海には初夏に暖流にのってカツオとともに北上してくる。口が吻端(ふんたん)近くにあり,背中から尾にかけて数本の縦縞と白色または黄色の斑紋があるのが特徴。現生の魚類中最大で,全長18mに達し,体重は数十tに及ぶ。性質はおとなしく人間を襲うことはない。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジンベイザメ

ジンベエザメ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジンベイザメ
じんべいざめ / 甚兵衛鮫
whale shark
[学]Rhincodon typus

軟骨魚綱サメ目ジンベイザメ科に属する海水魚。ジンベエザメともよばれる。全世界の温帯の海の外洋に分布するが、暖かい季節には暖流にのって北上する。口が体の前端付近にあること、体には背側から体側にかけて5~7本の皮質の強い隆起線が頭から尾の方向に走ること、尾びれは下葉がよく発達して半月状をなしていること、歯が非常に小さいことなどが特徴である。
 ジンベイザメは魚類のなかでもっとも大形になる種で、普通は10メートル、重さ10トンぐらいであるが、最大で20メートル、重さ数十トンにもなるという。英名は大形になるため「クジラザメ」である。餌(えさ)は小魚や小さなプランクトンで、それらの群れをみつけては大口をあけて群れのなかを泳ぎ、餌となるプランクトンなどを吸い込んで、鰓耙(さいは)といわれる「ふるい」で濾過(ろか)して飲み込む。ジンベイザメに次いで大きくなるウバザメCetorhinus maximusや、最大の動物であるシロナガスクジラなどのヒゲクジラ類もプランクトンなどの小動物を餌としているが、大きな体を動かして大きな動物を追いかけて襲うよりは、口をあけてゆっくりと泳ぎ、無数にいるプランクトンを飲み込むほうがエネルギー効率がはるかによいのである。
 また、ジンベイザメにはカツオなどの群れがついていることが多く、それを「サメ付き魚群」といい、大漁になることが多い。そのため漁船はジンベイザメを探し回る。卵胎生で、その卵殻は長さ30センチメートルもある。性質はおとなしく、人を襲うことはないが、小舟などが誤って衝突すると転覆は避けられない。[仲谷一宏]

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