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スケートボード skateboarding

翻訳|skateboarding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スケートボード
skateboarding

縦長の板の前後に四つ車輪 (ホイール) をつけた用具,およびそれを用いて行なう競技。立った姿勢で乗って滑走する。 1950年代からアメリカで流行し,日本では 1970年代中頃に一大ブームとなった。 1982年全日本スケートボード協会 (2004日本スケートボード協会に改称) が設立され,同年に第1回全日本選手権大会が開催された。競技には障害物をクリアするストリートや,垂直な壁のあるランプでターンするバーティカルなどがある。平らな地面で競技を行なうフラットランドも盛んになった。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

スケートボード

車輪がついた一枚の板に立って乗り、技(トリック)の難易度スピード独自性などを競う米国発祥のスポーツ。2020年東京五輪で追加競技に採用された。斜面を複雑に組み合わせたコースの「パーク」、街中の階段手すりを技に利用することに由来する「ストリート」の2種目を実施。会場は東京・お台場の予定。

(2017-04-24 朝日新聞 夕刊 スポーツ1)

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百科事典マイペディアの解説

スケートボード

長さ70〜75cmの板(ブランクス)と四つの車輪(ウィール)で構成された滑走遊具。また,自動車のサスペンションにあたるトラックといわれる部分によって,ターンを可能にしている。
→関連項目スノーボード

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世界大百科事典 第2版の解説

スケートボード【skateboard】

長さ70~75cmほどの細長い板の前後にウィール(車)をつけ,その上に乗ってゆるい斜面や平地を走るスポーツ。20世紀の初期にアメリカのカリフォルニアではじめられたという。波乗り(サーフィン)にヒントを得て,短いサーフボードにローラースケートのウィールを取りつけ,サーフィンの楽しさを陸上でも味わおうとしたもの。バランスの取り方や重心の移動によってボードを操作する点は,サーフィンの原理とも通じる。1960年代の半ばにウレタン製のウィールが作られ,坂を上り下りできるようになり,アメリカ西海岸からヨーロッパ,日本へと普及した。

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大辞林 第三版の解説

スケートボード【skateboard】

約70センチメートルの縦長の厚板の底の前後に二つのローラーをつけたもの。また、その上に乗って平地や斜面を滑走するスポーツ。サーフ-ローラー。スケボー。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スケートボード
すけーとぼーど
skateboard

70~110センチメートルの縦長の厚板に、前後それぞれ二つの車輪をつけて人が乗る運動用具。また、このボードに乗り、滑走や跳躍などをする競技や遊びのことをいう。板の長さが異なるショートボードとロングボードがあり、近年はモーターで車輪を回転させる電動スケートボードも登場している。日本ではスケボーと略される。プレーヤーのことを、スケートボーダーやスケーターとよぶ。ボードに対して体を横向きにする乗り方が似ているサーフィンやスノーボードとあわせ、「横乗り」や「横乗り系」と総称することがある。なお、日本の道路交通法上では、スケートボードに対する制限は規定されていないものの、「ローラースケートをし、またはこれらに類する行為」に当てはまると解釈され、公道での利用や輸送行為は制限されている。[編集部]

歴史

スケートボードは、1940年代にアメリカで始められたという。当初は木の板に鉄製の戸車をつけた遊具であった。その後、サーフィンのように重心移動やバランスのとり方で、一定方向に進ませる操作方法や、陸上で楽しめるようなくふうがなされた。1960~1970年代にかけ、車輪の材質やベアリングなどのパーツの改良によって、滑走性能や耐久性の向上が図られたことから、幅広いユーザーに受け入れられるようになった。このころには、日本でもサーファーや子供の間で流行し、1960年代後半には、全国規模の大会が開かれるようになった。また、1970年代なかばになると、公共の場に整備されている手すりや階段などと同じような障害物や、ハーフパイプなどの構造物が設けられたスケートボード専用施設、スケートパークが全国各地につくられた。一方、ユーザーの増加に伴い、公共の場においてスケートボードをすることは禁じられるようになっていくが、スケートパークなどの専用施設を利用し、トリックとよばれるむずかしい技術や個性的な表現が発展をみせる。また、安全面も考慮されるようになり、自転車用ヘルメットやプロテクターの装着が定着したのはこのころである。日本では1982年(昭和57)に全日本スケートボード協会(AJSA。2004年以降、一般社団法人日本スケートボード協会)が設立され、国内大会やプロ認定制度などが形づくられた。
 国際大会としては、1994年にワールドカップ・スケートボーディングが開始され、翌1995年、スケートボードを中心とするスポーツイベントのXゲームスが、アメリカで始まった。また、2010年にはプロ選手のワールドツアーとしてストリートリーグが始まり、世界的に有名な選手がもっとも集まる大会に発展した。
 このような国際大会を通し、世界的に人気を得るプロスケーターが次々に登場し、その活動は、サブカルチャーやストリートファッションに強く影響するようになった。いまや80の国と地域で5000万人の愛好者がいるといわれ、プロスポーツからファミリースポーツとして楽しむ人まで、都市型スポーツとして定着している。2016年(平成28)9月時点で、日本国内の愛好者はおよそ25万人、競技登録者は約1000人である。[編集部]

競技と種目

スケートボードのおもな競技は、以下の4種類である。
(1)ストリート 一般的な町にある斜面や手すり、段差などの障害物を設けたセクションのある競技場で、障害などを利用してトリック(技)を行い、その完成度や難度が評価される採点競技。
(2)パーク ボウルとよばれるお椀(わん)状の構造物や、ウォール(壁)などを組み合わせた複雑な構造のコンビプール(通称メガプール)という競技場で、その形状を生かしながら滑走や跳躍、特殊なトリックなどを行い、その完成度や難易度が評価される採点競技。
(3)バーチカル スノーボード競技で使われるハーフパイプのように、U字型やお椀状などのコースを使って難度の高いトリックを一定時間内に連続で行う採点競技の総称。バーチカルは英語で垂直の意味。
(4)フリースタイル フラットランドとよばれる平坦(へいたん)な競技場で、スケートボードだけを回転させたり、裏返したり、縦や横に垂直に立ててバランスをとったりして、自分で選曲した音楽にあわせながら、スケートボードを自在に操る技術を競う採点競技。
 これら4種目のほか、スキーやスノーボードのように旗門の間を縫って進むスラローム、長い下り坂を利用し、ゴールまでの到達時間や速度を競うダウンヒルがあり、海外では高い人気がある。[編集部]

用具

スケートボードは、一般的に長さ70~110センチメートル、幅18~27センチメートルのデッキとよばれるメープルウッド(カエデ材)の合板に、曲げやコーティング、彩色などの加工が施されている。下面には、ホイールというポリウレタンや硬質プラスチックでつくられた車輪が、前後に二つずつつけられている。デッキの前後は上方に反り上がっており、前方をノーズnose(鼻)、後方をテールtail(尾)とよぶ。下面の車輪は、トラックという台座と車軸に取り付けられており、このトラックがホイールとともに柔らかく動き、クッション性をもたらすことで、重心移動によってデッキを自在に傾斜させ、進行方向を調整できる仕組みになっている。下面のノーズ先端やテール面はブレーキのように、減速や停止時に地面に擦りつけられるので、ガードが施されている。[編集部]

その後の動き

2020年開催予定のオリンピック東京大会では、開催都市が実施を提案する追加種目5競技18種目の1競技として、スケートボードが初めて採用された。種目はストリートとパークの男女4種目。会場は東京・お台場(江東(こうとう)区)に仮設競技場が建設される予定である。なお、東京オリンピックにおける国内の統括団体は、日本ローラースポーツ連盟(JRSF)である。[編集部]

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