スサ(英語表記)Susa

旺文社世界史事典 三訂版 「スサ」の解説

スサ
Susa

イラン南西部のザグロス山脈西麓にあった古代都市遺跡
エラム地方の中心地で,1897年以来,発掘調査されている。ハンムラビ法典碑も,ここから発見された。先史時代からの文化の層が重なり,前4000年紀後半の第2層は,進んだ都市文明を示す。そのすぐれた彩色 (さいしき) 土器とエラム原文字は,メソポタミア文化の起源を知るうえの貴重な史料アケメネス朝のダレイオス1世がここに首都を建設し,その後ササン朝では絹の産地として栄えた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android