スナイデルス(読み)すないでるす(その他表記)Frans Snyders

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スナイデルス」の意味・わかりやすい解説

スナイデルス
すないでるす
Frans Snyders
(1579―1657)

フランドル画家アントウェルペンアンベルス)に生まれ、同地に没。ヤン・ブリューゲル(子)の弟子。1602年、生地の画家組合である聖ルカ組合に登録され、1609年までイタリアを旅行する。1614~1615年ごろ静物画の分野で様式確立ルーベンスファンダイクの共同制作者としてその画面に静物画を描き込んでいる。狩猟図にも秀作が多い。代表作に『調理台』(ミュンヘンアルテ・ピナコテーク)、『鹿(しか)狩り』(ベルギー王立美術館)など。

[野村太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android