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スナータカ Snātaka

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スナータカ
Snātaka

ヒンドゥー教徒は理想として,一生を学生期,家住期,林住期,遍歴期の4期に分けてそれぞれの期間を法典に従って生活することを目指した。第1期の学生期は師匠のもとで約 12年間宗教的教育を受けるが,この期間を完了した者で最後の沐浴をした者がスナータカ (灌沐者) と称された。 (→アーシュラマ )

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世界大百科事典 第2版の解説

スナータカ【snātaka】

古代インドのバラモン教で,四つのアーシュラマの第1である学生期〈ブラフマチャリヤ〉を満了する儀礼を行った者を指す呼称。直後に結婚式を行い家住期〈ガールハスティヤ〉に入るまでの短く特殊な期間であり,独特の生活法が定められている。サンスクリットで〈沐浴する〉を意味する動詞に由来する語で,〈沐浴した者〉というのが本来の意味である。師のもとでベーダを学習する学生期を終えて家に戻るとき,帰家式〈サマーバルタナsamāvartana〉という儀式を行うが,そのとき沐浴して身を清めるので〈スナータカ〉という呼称が生じた。

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