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スンディアタ Sundiata

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世界大百科事典 第2版の解説

スンディアタ【Sundiata】

西アフリカ内陸のニジェール川大湾曲部を中心に,14世紀を頂点に栄えたマリ帝国の伝説上の始祖。勢力圏内でとれる金の交易で栄えていたガーナ王国が11世紀末に衰えると,代わってこの地方にソソ族が君臨したが,13世紀中ごろマリンケ族スンディアタがソソの支配を覆し,やがてマリ帝国の基をつくった。その生涯は伝奇にみちた叙事詩となって土地の語り部にいまも伝えられている。12人の兄にいじめられた妹が,年老いて鉄の矢も通らない巨大なアンテロープに変身し,兄たちの村を襲ったが,異国から来た二人兄弟の狩人が退治し,黄金の尾を切り取った。

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世界大百科事典内のスンディアタの言及

【マリ帝国】より

…マリの歴史を探るに当たっても,現地や北アフリカに残された,全体としてきわめて不十分なアラビア語の記録と,間接的で断片的なポルトガル語,イタリア語などの記録,地中海世界でつくられた若干の地図のほかには,同時代史料としての文字記録や遺跡・遺物がないので,口頭伝承をはじめとする民族誌資料の検討が重要である。 マリに先行したガーナが,〈勢力圏〉としては没落した後,現在のマリ共和国の南西地方に勢力をもっていたソソ族の支配に反抗し,これを打破したマリンケ族のスンディアタという英雄(13世紀?)が,マリ帝国の始祖とされている。しかし神話的性格の濃厚なこの始祖が興した王朝と,14世紀にトンブクトゥの交易も支配下に収め,メッカに華やかな巡礼を行って(1324‐25)〈黄金の帝国マリ〉の名を広めたマンサ・ムーサ王の王朝とは,ひとつづきのものではないと考えられる。…

※「スンディアタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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