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ソットサス

百科事典マイペディアの解説

ソットサス

イタリアで活動するプロダクト・デザイナー,インテリア・デザイナー。オーストリア,インスブルック生れ。1960年代より優れた造形感覚と先鋭的思想でイタリア・デザインをリードしてきた。1957年―1969年,オリベッティ社のデザイン主任を務め,なかでも赤いABS樹脂製のタイプライター〈バレンタイン〉(1969年,ペリー・キングと共作)は,従来のタイプライターのイメージを一新した。1978年―1980年〈スタジオ・アルキミア〉にも関わる。1981年彼の発案により,デザイナーと職人が共同して前衛的家具,照明器具等を製作する組織〈メンフィス〉が結成される。彼がデザインした本棚〈カールトン〉やサイドボード〈カサブランカ〉はメンフィスのシンボル的作品となり,ポスト・モダニズムの時流に乗って世界的に高く評価された。ただし自らは〈ニューデザイン〉運動を提唱し,ポスト・モダニズムとはやや距離を置いていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソットサス【Ettore Sottsass Jr.】

1917‐
イタリアのデザイナー。オーストリアのインスブルック生まれ。第2次大戦後ミラノにデザイン事務所を開き1950年代末からオリベッティ社の仕事を手がけて知られるようになる。同社ではコンピューター,電動あるいはポータブルのタイプライター,オフィス家具のシステムなど数々の作品を残す。活動範囲は広く,インダストリアル・デザイン以外にも,住宅,陶器,テキスタイルなどに手腕を発揮している。単純で洗練された形態は的確に機能を把握し,鮮明な色彩は軽やかな喜ばしさを見る人に伝えるが,そのデザインは深い教養と文明に対する洞察に支えられている。

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