タイリントキソウ(読み)たいりんときそう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タイリントキソウ
たいりんときそう / 大輪朱鷺草
[学] Pleione formosana Hayata

ラン科(APG分類:ラン科)の多年草。ヒトツバラン、また花形がカトレアに似ることからカトレアソウともいう。台湾の山地の原産。茎の根元は、扁平(へんぺい)な球状で径3~4センチメートルの偽鱗茎(ぎりんけい)を地表に出し、春に球の下方から周辺に2、3個の芽を出す。葉は1枚ずつつき、長さ約10センチメートル、葉脈が5本ある。夏を通じて茂り、秋には基部が肥大して翌年の親株となる。芽のあるものに花蕾(からい)があり、芽が伸びると同時に、径7~8センチメートルの紫紅色花を開く。ときに白色花のものもある。3月ころ、球茎をミズゴケで植え、日光によく当てて肥培する。

[鳥居恒夫 2019年5月21日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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