ターミナル・アダプタ(読み)たーみなるあだぷた(その他表記)Terminal Adapter

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ターミナル・アダプタ」の意味・わかりやすい解説

ターミナル・アダプタ
たーみなるあだぷた
Terminal Adapter

TAと略される。一般に端末用の接続器具のことであるが、とくにサービス総合デジタル網(ISDN回線とパソコンや電話、ファクシミリとを接続する装置をさす。日本での既存の電話線を利用するISDN(INSネット64)のデータの伝送速度は、アナログ電話回線をモデムを通して使用する場合の毎秒22キロビットに比べると、毎秒64または128キロビットと数倍も速い。このため、モデムのかわりにTAを接続してISDNを使用すると、多量の情報を扱う画像・データの伝送にはとくに有利になる。

 TAはデジタル信号と直結するデジタルポートと、既存のアナログ信号を収容するアナログポートを備えており、パソコンによる毎秒64キロビットのデジタル通信と電話、またはファクシミリと電話などを組み合わせた同時通信が可能である。しかし、既存の電話線からISDNを利用するためには、デジタル回線接続装置(DSU=Desital Service Unit)と組み合わせて使用することが必要であるため、ターミナル・アダプタにDSUを内蔵させたものも販売されている。

[岩田倫典]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ターミナル・アダプタ」の解説

ターミナルアダプタ

モデムや電話機などのアナログ機器を、ISDNやデジタル専用線などと接続する通信機器。発着信プロトコル、物理インターフェイス、速度などの変換を行なう。通常はアナログポートのほかRS-232CUSBといったデータポートを備えており、DSU(回線終端装置)を内蔵した機種も多い。

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パソコンで困ったときに開く本 「ターミナル・アダプタ」の解説

ターミナル・アダプタ

⇨TA

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