パソコン本体と、各種周辺機器とを結ぶシリアル・インターフェースの規格名。ユニバーサル・シリアル・バスUniversal Serial Busの略。パソコンの電源を入れたままマウス、モデム、キーボード、ディスプレー、スキャナー、プリンター、デジタルカメラなどの周辺機器の接続、取り外しができ、ハブ(集線装置)を用いると最大127台までツリー状に接続できる。アメリカのインテル、マイクロソフトなど7社が1996年に共同発表した最初の規格はUSB1.0で、データの転送速度は毎秒1.5メガビットまたは12メガビットであった。それまで、パソコンと周辺機器をつなぐ場合、コネクターが不統一、それぞれデータの転送方式・転送速度が違う、パソコンの電源の入れ直しが必要、など不便な点が多かったが、USBはこれらが解消される画期的なものであった。さらに、Windows(ウィンドウズ) 98にUSB用標準デバイスドライバソフトを加えたため、USBインターフェースを備えたパソコンや周辺機器が普及した。その後、1998年にはUSB1.0の改良版USB1.1が、2000年には上位規格であるUSB2.0が発表された。USB2.0は、最大毎秒480メガビットの転送速度があり、USB1.1の40倍の高速を実現した。また、2008年には転送速度が最大毎秒5ギガビットのUSB3.0、2013年には10ギガビットのUSB3.1が発表されたが、USB3.1は、下位規格のUSB2.0、USB3.0などとの互換性が保たれている。
[岩田倫典]
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(斎藤幾郎 ライター / 2008年)
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…しかし,中~大型機は翼面荷重を大きくしないと機の寸法が大きくなりすぎ,自重が増えて性能や経済性が悪くなるので,もともとかなり強力な高揚力装置を備えてあり,短距離離着陸機とするには,より強力な推力利用の高揚力装置であるパワードリフト・システムpowered lift systemを使う必要がある。これまで実用されたおもなパワードリフト・システムは,(1)プロペラの後流をフラップに当てて下方へ曲げるプロペラ後流変向,(2)ジェット排気を翼下面からフラップに当てて曲げるEBF(externally blown flapの略),(3)EBFの一種で,ジェット排気を翼上面に流すとフラップに沿って曲がる現象を利用したUSB(upper surface blowingの略),(4)ジェット排気を翼内に導き後縁から斜め下向きに吹き出すIBF(internally blown flapの略。ジェットフラップともいう),(5)IBFの一種で,上下2段のフラップの間にジェットを吹き出すオーギュメンターウィングなどである(図)。…
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[パワードリフト・システム]
プロペラ機では,フラップを下げた翼にプロペラの後流を当てて下へ曲げる方法が利用されている。ジェット機ではターボファンエンジンを翼の前に置き,排気をフラップに当てて下へ曲げるEBF(externally blown flapの略)方式と,排気を翼の後縁から斜め下向きに吹き出すIBF(internally blown flapの略)方式に大別され,EBFのうち,排気を翼の上面に流しフラップに沿って下へ曲げるものはUSB(upper surface blowingの略)と呼ばれる(短距離離着陸機)。IBFはジェットフラップともいい,前述の吹出しフラップに似ているが,吹き出す空気量がずっと大きく,翼より後方まで噴出させて推力とする点が異なる。…
…しかし,中~大型機は翼面荷重を大きくしないと機の寸法が大きくなりすぎ,自重が増えて性能や経済性が悪くなるので,もともとかなり強力な高揚力装置を備えてあり,短距離離着陸機とするには,より強力な推力利用の高揚力装置であるパワードリフト・システムpowered lift systemを使う必要がある。これまで実用されたおもなパワードリフト・システムは,(1)プロペラの後流をフラップに当てて下方へ曲げるプロペラ後流変向,(2)ジェット排気を翼下面からフラップに当てて曲げるEBF(externally blown flapの略),(3)EBFの一種で,ジェット排気を翼上面に流すとフラップに沿って曲がる現象を利用したUSB(upper surface blowingの略),(4)ジェット排気を翼内に導き後縁から斜め下向きに吹き出すIBF(internally blown flapの略。ジェットフラップともいう),(5)IBFの一種で,上下2段のフラップの間にジェットを吹き出すオーギュメンターウィングなどである(図)。…
…しかしすきまフラップを使った高揚力装置は性能的に限界に達しており,これ以上の効果をもつものとして動力を利用した吹出しフラップが研究されている。これには翼上面吹出式(USB。upper surface blowingの略),外部吹出しフラップ(EBF。…
…入出力インターフェースには,パソコンだけをとっても,次のように多数のものがある。主にパソコンの内部と外部とのインターフェースとして,RS-232C,USB,IEEE1394,10Base-T,MIDIなどのシリアルインターフェース,セントロニクス,SCSIなどのパラレルインターフェース,赤外線無線通信のためのIrDAなどがある。また,パソコン内部に装着する周辺装置のためのインターフェースとして,PCI,ISA,PCMCIA,IDEなどがある。…
※「USB」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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