ダックスフント(読み)だっくすふんと(その他表記)Dachshund

デジタル大辞泉 「ダックスフント」の意味・読み・例文・類語

ダックスフント(〈ドイツ〉Dachshund)

犬の一品種。ドイツ原産。胴が長く四肢が短い。元来はアナグマ猟の猟犬

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精選版 日本国語大辞典 「ダックスフント」の意味・読み・例文・類語

ダックスフント

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Dachshund ) 犬の一品種。ドイツ原産の短肢長胴の小形犬で、アナグマなどの猟犬として知られたが、現在では愛玩犬とされる。利口で根気強い。
    1. [初出の実例]「『犬の研究』二月号を見ている。表紙はルルと同種ダックスフンド」(出典:夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年(1942)一月二八日)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダックスフント」の意味・わかりやすい解説

ダックスフント
だっくすふんと
Dachshund

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、ドイツ原産。小形の獣猟犬で、地中の穴に潜むアナグマを狩り出すのに用いられた。ドイツ語でDachsはアナグマ、Hundはイヌを意味する。体型もその用途に適した特異なもので、著しく四肢が短くて長胴、体高と体長の比は10対20である。体格によりスタンダードとミニチュアに分けられる。スタンダード型のものは、体高20~27センチメートル、体重約11キログラム。ミニチュア型のものはさらに小さく、体重4.8キログラム以下である。被毛は短毛、長毛、ワイヤーの3種がある。毛色赤褐色、ブラックエンドタンが多いが、チョコレートエンドタン、グレーと白とタン、斑(ぶち)、ブリンドル色などもある。現在は、実猟犬としてよりは家庭犬として人気が高い。

増井光子


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダックスフント」の意味・わかりやすい解説

ダックスフント
dachshund

イヌの1品種。ドイツ産の長胴短肢の小型犬で,元来アナグマ猟犬。知能が高く,性質は快活で頑強。大きさによりスタンダード (体重 6.5~11kgぐらい) とミニアチュア (体重 4kg以下) に分けられるが,前者は家庭犬,後者は愛玩犬。また被毛により短毛種,長毛種,粗毛種の3種がある。さらに毛色によりレッド (赤褐色) ,ブラック・タン (黒地黄褐色の斑が眼の上,吻,頸の下,胸,下肢,肛門の周囲にある) ,ダップル (黒地に白斑) などと呼んでいる。

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百科事典マイペディア 「ダックスフント」の意味・わかりやすい解説

ダックスフント[種]【ダックスフント】

イヌの一品種。肩高20〜25cm。ドイツ原産。胴が長く肢は極端に短い。長毛種,短毛種,ワイヤヘアード種があり,毛色は黄褐〜濃赤褐色,黒など。似たものが古代エジプトに見られる。穴に入るのに適し,アナグマDachs猟に用いられたのでこの名がある。現在は主として愛玩用。

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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「ダックスフント」の解説

ダックスフント

ダックスフンド

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