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ダルタニャン D'Artagnan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダルタニャン
D'Artagnan

フランスの小説家アレクサンドル・デュマ (ペール) の名作『三銃士』 (1844) の痛快な主人公。ガスコーニュ出身の熱血漢で,「18歳のドン・キホーテ」と形容される。続編『20年後』『ブラジュロンヌ子爵』でも活躍する。クールチル・ド・サンドラスの歴史小説『ダルタニャン回想録』 (1700) から想を得たもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダルタニャン【D’Artagnan】

フランスの作家デュマ(父)の小説三部作《三銃士》(1844),《二十年後》(1845),《ブラジュロンヌ子爵》(1848)の主人公。当初は三銃士を引き立てる脇役的人物であったが,ガスコーニュ生れの無類の快活さと素朴さと人の好さをもってひたすら猛進してゆくこの人物が,しだいに主役の座を占めるようになった。実在のダルタニャンは,ルイ13世とルイ14世の銃士隊長を務め,オランダのマーストリヒト包囲戦で戦死したモンテスキュー伯シャルル・ド・バ・カステルノー・ダルタニャン卿(1611?‐73)であるが,デュマの手によって,勇敢でかつ寛容の心をもち,少々いなかっぽいが頭脳明敏なフランスの国民的英雄となり,大衆から空前の人気を得た。

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世界大百科事典内のダルタニャンの言及

【三銃士】より

…1844年作。オーギュスト・マケの協力を得て,クルティス・ド・サンドラの《国王の銃士隊副隊長ダルタニャン氏の回想録》(1700)をもとに書いたものである。1842年から43年にかけて,《デバ》紙に連載された最初の新聞小説シューの《パリの秘密》がおびただしい数の読者を集めたので,競争紙である《シエークル》は,当代随一の人気作家デュマに高額の原稿料で執筆を依頼し,予期したとおり空前の大成功を収めた。…

※「ダルタニャン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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