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チェトベリコフ Chetverikov, Sergei Sergeevich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェトベリコフ
Chetverikov, Sergei Sergeevich

[生]1880
[没]1957
ソ連の遺伝学者。 1920年代から,自然選択説とメンデル遺伝学の組合せによって進化を説明する理論をつくり上げようとする動きが盛んとなり,そこでは進化の原因が突然変異に求められた。しかし,突然変異の個体は正常のものよりも一般に生存能力が低いため,突然変異が起っても変異個体は淘汰されて集団内に突然変異遺伝子が保存されることはありえないという理由から,突然変異は進化の要因になりえないとする意見も強かった。これに対し,チェトベリコフは,突然変異遺伝子が,それをもつ個体の性質に影響を及ぼさないような劣性ヘテロの形で集団内に潜在し続けると考え,これを立証するためショウジョウバエの同系交配を行い,突然変異遺伝子をホモにして表現型を出現させることに成功し (1926) ,集団遺伝学の形成に大きな影響を与えた。

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