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チェルニゴフ Chernigov

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェルニゴフ
Chernigov

ウクライナ北部,チェルニゴフ州の州都。デスナ川下流部にのぞみ,首都キエフの北北東約 130kmに位置する。 907年より記録に現れるロシアの古都で,11~13世紀にはチェルニゴフ公国の首都であったが,1239年タタール人の侵攻以降衰えた。近代になって鉄道交通の要地として発展。ピアノ,化繊,皮革,食品加工,木材加工などの工業があり,教育大学,キエフ大学分校をもつ。 1024年建造のスパスキー聖堂が保存されている。人口 30万 2000 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

チェルニゴフ

ウクライナ北部,デスナ川右岸の都市。ウクライナ名はチェルニヒフChernihiv。織物,製靴,家具,楽器などの工業が行われる。9世紀には存在していたと思われる古都で,11―13世紀チェルニゴフ公国の中心であった。13世紀にはモンゴル軍の攻撃により荒廃。1503年モスクワ公国領となり,1618年よりポーランド領。1667年以後ロシア領。29万6723人(2012)。

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世界大百科事典 第2版の解説

チェルニゴフ【Chernigov】

ウクライナの同名州の州都。人口30万6000(1991)。デスナ河畔の港湾都市で,軽工業,食料品製造,化学工業,木工業が行われている。その名は907年のキエフ・ロシアとビザンティンとの条約中にキエフに次いで2番目に挙げられており,すでに9世紀には存在していたと思われる。11~13世紀初めにはチェルニゴフ公国の首都で,主教座も置かれていた。1237‐40年のモンゴル軍の攻撃により大被害をこうむり,荒廃した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チェルニゴフ
ちぇるにごふ
Чернигов Chernigov

ウクライナ北部、チェルニゴフ州の州都。人口30万5000(2001)。キエフの北東約130キロメートル、ドニエプル川支流デスナ川右岸に位置する。1986年に大事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所からは東に約75キロメートル離れている。市街は段丘と丘陵上にあり、河岸に港がある。古くから軽工業が盛んで、毛織・合成繊維などの織物、既製服、楽器(「ウクライナ」印のピアノなど)の工場がある。キエフ工業大学の分校、教育研究施設、歴史・民俗装飾博物館、ウクライナ民族文学者のコチュビンスキー記念館などが置かれている。ウクライナの古都で9世紀から知られ、スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂(11~12世紀建立)、ウスペンスキー聖堂、ボリソグレプスキー聖堂(ともに12世紀建立)、トロイツキー修道院(17~18世紀建立)などの歴史的建造物が残る。[渡辺一夫]

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