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チャールズ[2世] チャールズ

百科事典マイペディアの解説

チャールズ[2世]【チャールズ】

スチュアート朝イングランドの国王(在位1660年―1685年)。ピューリタン革命で1646年大陸に亡命。父チャールズ1世が処刑されたのちスコットランドで国王と宣言されたのに応えて同地におもむいたが,議会軍に撃破され再び亡命生活を送る。
→関連項目ダンビー伯モンマス公

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世界大百科事典 第2版の解説

チャールズ[2世]【Charles II】

1630‐85
イギリス,後期スチュアート朝の国王。在位1660‐85年。チャールズ1世の次男。ピューリタン革命の内乱において国王軍が不利になったため,1646年母后の亡命先のフランスに逃げたが,49年父王が処刑されるとスコットランドが彼を国王と宣言したため,スコットランドに入って戴冠した。51年クロムウェルの率いる遠征軍に敗れて,ふたたびフランスに逃れ,以後9年間大陸各地で窮乏した亡命生活を送った。59年イギリス共和政の護国卿政権が崩壊すると,モンク将軍から交渉をうけ,〈ブレダ宣言〉で条件を提示したのち,60年5月ロンドンに入って王政復古を実現した。

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世界大百科事典内のチャールズ[2世]の言及

【イギリス】より

…国王の奥の間cabinetで秘密会議が開かれたのが名称の起源であるが,公式の国政諮問機関であり内閣会議の母体でもある枢密院Privy Councilの権能を簒奪し,国王専制を担う君側の奸(かん)のたまり場になると非難,警戒された。ためにチャールズ2世は外交委員会という名の事実上の内閣廃止を,一度は宣言せざるを得なかった。近代政党partyの起源も同じチャールズ治下の,親王権派トーリーと,これに対抗するホイッグの抗争に求められることが多い。…

【王政復古】より

…共和制,武家政治などによって支配の座を追われていた君主政体が,ふたたび旧体制を回復すること。通常,O.クロムウェルの共和政治崩壊後のイギリスにおけるスチュアート朝のチャールズ2世の即位,ナポレオン1世没落後のフランスにおけるブルボン朝のルイ18世の即位,および日本の明治維新,以上三つの歴史的事例をさすことが多い。英仏の場合,旧王政を支えていた貴族や僧侶らを中心とする〈王党派〉勢力の存在,また王朝が体現する伝統の権威の存続が,〈復古〉実現の条件となっていたが,旧王政(絶対主義王政,アンシャン・レジーム)を打倒した〈市民革命〉後の社会においては,ブルジョアジー等の新勢力の台頭,および合理主義的思考の発展に伴う伝統の権威の低下のゆえに,文字どおりの旧体制の〈復古〉は困難となる。…

【晒首】より

…〈もの〉によるコミュニケーションである。1660年,ピューリタン革命のあと王政復古したイギリスのチャールズ2世が,父チャールズ1世処刑の責任者として,すでに死んでいるクロムウェル,アイアトンらの墓をあばき,首を矛(ほこ)に刺して晒したことは,すでに死んでいる者の首に意味をこめておりその典型である。 日本の近世には,晒首は中国にならって梟首(きようしゆ)とよばれ,また梟首した首を獄舎の門に懸けたので獄門ともよばれた。…

【スチュアート朝】より

…これがイングランドにおけるスチュアート朝の始まりである。 初期の2人の王ジェームズ1世とチャールズ1世は,イングランドの慣習を無視して専制を行い,議会との対立を深めてピューリタン革命となり,49年チャールズ1世は処刑され,以後60年まで王位は空位となってスチュアート朝は断絶した。この間1651年スコットランド王として戴冠していた息子のチャールズ2世は,60年の王政復古によって帰国し,復位した。…

【風習喜劇】より

…エリザベス朝のロンドンを舞台にしたベン・ジョンソンなどの喜劇にその根があるが,17世紀後半の王政復古期にフランス趣味に強く影響されて本格的に成立した。チャールズ2世の宮廷を中心とする社交界の人物の男女関係を中心的主題とし,副次的主題として金銭をめぐる争いがからむ。対象とした観客もロンドンの社交界の人々が主であった。…

【ロンドン・ガゼット】より

…イギリスの官報。チャールズ2世がペストの流行するロンドンを逃れてオックスフォードに宮廷を移していた1665年11月16日,《オックスフォード・ガゼットThe Oxford Gazette》として創刊される。革命期,1643年1月にチャールズ1世の宮廷で出された《マーキュリアス・オーリカスMercurius Aulicus》と《ロンドン・ガゼット》のいずれを最初の官報とするかについては論争があり,いまだ意見の一致をみていない。…

※「チャールズ[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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