チャーン(その他表記)Shiing-Shen Chern

デジタル大辞泉 「チャーン」の意味・読み・例文・類語

チャーン(churn)

英語で「かき混ぜる」「激しく動く」の意》移り気な顧客携帯電話インターネット接続など、複数企業同種サービスを提供する中で、より条件のよいものに次々と乗り換える顧客を指す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「チャーン」の意味・わかりやすい解説

チャーン
Shiing-Shen Chern
生没年:1911-2004

中国生れのアメリカの数学者。中国名は陳省身。浙江省嘉興に生まれた。南開大学(天津),清華大学(北京)およびハンブルク大学に学び,清華大学教授ののち,1949年にシカゴ大学教授となり,60年からはカリフォルニア大学バークリー校教授である。61年アメリカに帰化。幾何学者で,微分幾何学的手法を用いて位相幾何学,代数幾何学や複素関数論に関連する問題を研究して画期的成果をあげ,微分幾何学の大域的研究を推進した。とくに,ファイバーバンドルの特性類の研究,高次元ガウス=ボネ定理に対する証明,積分幾何学の主公式や有理型関数の値分布の理論の高次元への拡張についての研究などは有名である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

栄養・生化学辞典 「チャーン」の解説

チャーン

 バター製造のとき,クリームをかくはんするチャーニングという操作に用いる装置

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のチャーンの言及

【チャーニング】より

…クリームをチャーンという装置に入れ,振盪(しんとう),かくはんしてバター粒子を生成させる操作をいう。バター製造中もっとも重要な工程である。…

※「チャーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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