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チーバー チーバーCheever, John

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チーバー
チーバー
Cheever, John

[生]1912.5.27. マサチューセッツクインシー
[没]1982.6.18. ニューヨーク,オシニング
アメリカの小説家。『ニューヨーカー』その他の雑誌に短編を次々に発表して好評を博した。郊外生活を題材にした作品が多く,短編集『人さまざま』 The Way Some People Live (1943) ,『巨大なラジオ』 The Enormous Radio and Other Stories (53) ,『りんごの世界』 The World of Apples (73) や,ニューイングランドの一家族の生活をアイロニカルに描いた3冊の長編『ワップショット家年代記』 The Wapshot Chronicle (57,全米図書賞) ,『ワップショット家の醜聞』 The Wapshot Scandal (64) ,『ブリット・パーク』 Bullet Park (69) がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チーバー
ちーばー
John Cheever
(1912―1982)

アメリカの小説家。マサチューセッツ州クインシーに生まれる。私立名門校セイヤー・アカデミーに学ぶが、17歳のとき喫煙を理由に退学処分。処女作『放校処分を受けて』(『ニュー・リパブリック』誌1930年10月1日号)は、この体験をもとにしている。「アメリカのチェーホフ」とよばれ、長編小説より短編に優れている。おもに東部の郊外に住む中産階級の平和な生活を描きながら、背後に潜むグロテスクな人間の欲望、欠陥を浮かび上がらせる。兄フレッドとのかかわりは「シャム兄弟」のように愛憎なかばするが、兄弟の絆(きずな)(『さよなら、兄さん』――短編集『悪意のラジオ』所収・1953、『ファルコナー』1977)や家族の紐帯(ちゅうたい)から人間は逃れられないと信じていた。最後の作品『すばらしき楽園』(1982)の舞台も郊外で、「郊外生活の記録者」といわれた。雑誌『ニューヨーカー』に作品を数多く発表している。長編にはそのほか『ワップショット家の人びと』(1957)、『ブリットパーク』(1969)などがある。[荒このみ]
『菊池光訳『ワップショット家の人びと』(1972・角川書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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