コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ツチフキ Abbottina rivularis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツチフキ
Abbottina rivularis

コイ目コイ科の淡水魚。雄は雌より大きくなり,雄の全長は 12cm前後,雌は 8cm前後。体はやや長く,頭部も体も側扁せず太い。体形はカマツカに似るが,カマツカほど大きくならない。口ひげは一対ある。体色は淡黄灰色で,背部は濃く腹部は淡い。眼から口にいたる 1本の暗色帯は特徴的。湖や沼,流れのほとんどない灌漑用水路などに生息する。南日本の魚であるが,宮城県や関東地方にも移殖され定着している。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツチフキ
つちふき / 土吹
[学]Abbottina rivularis

硬骨魚綱コイ目コイ科に属する淡水魚。スナモロコ、キツネモロコともよばれる。天然分布は近畿地方、中国地方、九州地方の一部と、朝鮮半島、中国北部。全長10~15センチメートル程度の底生魚で、丸みを帯びた大きな背びれと太くて短い口ひげをもつ。湖沼や川の泥底部に生息し、口部を突出させて、小動物や藻類を泥といっしょに吸い込み、泥を鰓孔(さいこう)から吹き出す。3~6月に、泥底部に直径約30センチメートルの産卵床を掘って産卵し、雄が保護する習性がある。ほとんど食用としない。[水野信彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android